この想いを君に…3
北さんは光さんに一歩及ばず。
2分07秒413だった。
祥太郎の、ヘルメットから見える目が笑っていた。
多分、絶対に勝てるって思ってる。
でも、それは祥太郎が自信過剰とかそういうのではなくて間違いなく実力があるから。
祥太郎はゆっくりとマシンに跨がった。
「余裕やな、あいつ」
光さんは椅子に腰を掛けて祥太郎の様子を見つめていた。
あたしはその横で頷く。
祥太郎がアタックに入ると観客からはどよめきの声があちこちで上がる。
全てマイナス表示。
とにかく速い。
チェッカーを受けてガッツポーズをする。
2分06秒928。
明日、ポールポジションだ!
2分07秒413だった。
祥太郎の、ヘルメットから見える目が笑っていた。
多分、絶対に勝てるって思ってる。
でも、それは祥太郎が自信過剰とかそういうのではなくて間違いなく実力があるから。
祥太郎はゆっくりとマシンに跨がった。
「余裕やな、あいつ」
光さんは椅子に腰を掛けて祥太郎の様子を見つめていた。
あたしはその横で頷く。
祥太郎がアタックに入ると観客からはどよめきの声があちこちで上がる。
全てマイナス表示。
とにかく速い。
チェッカーを受けてガッツポーズをする。
2分06秒928。
明日、ポールポジションだ!