いちごキャンディ

アイスクリーム

ポールとトオルはしばらくあるいた。
しばらくあるいたあと、ポールは言った。「なぁ、なんか暑いな。なんかたべねぇか?」
トオルは少し考えて「いいよ!なにたべるんですか?!」
と言った。
なんか、敬語使い治ってきてねぇか?まあ、いいけどな!
ポールはクスリと笑って言った。
「トオルちゃん。」
トオルは次の瞬間ボワッと赤くなった。「なななな、なんでしょう?!」
明らかに緊張しているのがポールにもわかる。
可愛いな。
「ううん。なんでもねぇよ。別に。で?なにがほしいの?俺がおごってやるからさ。選んで。」
バシッ!!
トオルがいきなり手をつかんできた。
なんだよ?
「わたっ、わたししがおごってさしあげます!わたしがおごってやるからさ!ポール、えらびなよ!」
ん?なんか、最後のほう、キャラ違ってないか?
まぁ、いいか。これがトオルの本性なんだと思った。べつに、男っぽい女はきらいじゃねぇからよ。 「…いいよ。サンキュー。おまえはなにたべる?」
あわてふためくトオル。その唇に指をあてて、ポールはいう。「トオルの意見がききたいんだ。俺は、」 目をみつめる。
かぁぁぁぁ。
トオルの顔が真っ赤にそまる。
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