せぴあなタメ息
あ。

でも、

だったら、

かえっていいんじゃないかな。

もう少しだけ、

強めに冴島を繋ぎ留めておいても。

向こうは大人だ。

コドモなあたしの気持ちを、

無下には扱わないかもしれない。

「あたしヴォーカル続けてみることにしたんです。

前のヴォーカルが社会人で会社で急に転勤を言い渡されたそうで、

遠いし、

なかなか帰ってこられそうにないんで、

長期の代理ボーカルってことで」

冴島は遠くから呼ばれたようだった。
 
少しそわそわする。  


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