それは初恋で、
カチ、カチ、カチ…
時計の針の音が部屋に響く。二時間が経とうとしていた頃、
『ギュルルル…』
「あ、ねぇ、夕飯どうする?」
早紀ちゃんはお腹を鳴らして言った。
「何もねぇよ?」
叶くんはサラッと言った。
「マジ? もう、7時半じゃん」
「今から買い出しとかダルい」
「じゃ、買い出し組じゃんけんで決めようぜ」
「負けた人が買い出しね!!!」
吉田さんと真鍋さんが好き勝手に言い、早紀ちゃんは反論せずに珍しくそれに乗った。