それは初恋で、
夕日で辺りが黄昏に染まる。その眩しい道から相沢くんが私の方へ歩いて来る。
ザッザッ、と砂を蹴る音が止まった。私は立ち上がり、
「来てくれて、ありがとう」
「藤沢に呼ばれたら、どこだって飛んでくよ」
相沢くんの笑顔が胸に刺さる。
「話って…?」
「………、私…分かったの。自分の気持ち。…聞いてくれる?」
「え…、マジ!? マジか、ちょっと待って…!!」
相沢くんは大きく深呼吸した。そして、目と手で「どうぞ」と合図をする。