らぶ☆すとーりー 4
「分かった。俺達は一旦距離をおこう。」



「えっ・・・?」



「少しだけお互いフリーになって考えよう。


どうせ、このまま結婚してもダメだろうしな。


あの家はお前が使っていい。


俺は暫くしてから出て行くから。」



そう言って隼人は清原さんと歩いていった。



清原さんは・・・嬉しそうに私を見て笑っていた。




「戸田さん・・・?」



「須藤さん・・・。」



「送ります。」



「大丈夫です。一人で帰れます。」



そう言うと、須藤さんは私の気持ちが分かったのか、


「わかりました」とだけ言って、私の元を去って行った。



そして、私は誰も待っていない家へ帰っていったのであった。




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