らぶ☆すとーりー 4
2つのシュークリーム
それから数日後。



須藤さんから電話があった。



私の事を好きだと言ってくれた須藤さん。



声を聞いただけで、私の胸はこんなにドキドキしている。



「こんにちは、戸田さん。絵本の方調子はどうですか?」



須藤さんはこの前の事は何も無かったかのように、話しだした。



「あっ、もうすぐ描けます。


あともうちょっとなんですけど、最後が何だか納得出来るものが描けなくて。」



だから、私も普通に答えられた。



「そうですか。じゃあ、もうちょっと時間掛かりますね。」



「えっ?あっ、描けます!描きます!」



私は、須藤さんに早く逢いたいと一心でこんな事を言ってしまった。



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