変人?いいえ、芸能人!?


次の日早速店に行った。
緊張でつい無表情。


急に本題の映画の話。
俺の事は芸能人ではなく、客として覚えているようだ。
嬉しいような悲しいような。

テレビはあまり見ない方らしい。
なら知らないか。


『あっ、あの今度一緒に映画とかどうですか?』

ってチケットを渡す。
大事な所で噛むし。
もっとスマートに誘えよ!
一応俳優なんだから!

困った顔される。
やっぱりダメか。


でもお互い付き合ってる人もいない。
今の所障害は無し。


「行きます。」

無理?って思ってたらまさかのOK!?

良い感じの所で仕事の電話。本気タイミング悪ぃ。

適当な紙にアドレス書いて渡した。

しかも俺の為にコーヒーを準備してくれて。
いい女だ。

「いってらっしゃい。」

って言われただけなのに照れちゃうぜ。

なんかお互いハニカンでるし。





.
< 33 / 40 >

この作品をシェア

pagetop