思い出に変わるまで【完】

現れた彼

和志がいなくなって半年、私は家に引きこもっていた。



お通夜とお葬式には出席したけど、一回だけお墓に行ったっきり、行けないでいた。



外出する気力もなかった。



和志がいないという現実から目を背けていた。
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