Club Desire
店のホスト達全員もが黒いスーツに黒いシャツ、黒い靴といった具合

それでも一人一人のセンスと個性が光って、すごくオシャレ…

それにギャル男かぶれのようなホストじゃなくて全員が正統派イケメン


「えっと…須釜、さん?」
ウェイターの胸元についていたゴールドの名札をチラリと盗み見て名前を呼んでみる

「ハイ?」

彼は歩きながらにっこりと笑って振り返った

「ホストクラブってもっとこぉ…何て言うか…シャンパンコールとかして賑やかなもんじゃないんですか?」

「それは普通ホストクラブの場合ですね〜。
当店は黒を基調とした高級クラブですから〜VIP専用の、ね」

軽くウィンクして彼はまた前を向く
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