私は男の子

そして
プルルル
「はい。白龍幹部」
「大変です！！青龍さんがいないんです！！」
「何だって！？」
何処に行ちまったんだ？総長
プルルル
「はい。ハアハア白龍幹部」
「陸斗？」
「総長！何処に行ってたんだ？」
「すまない。どうしてもあいつを助けたいんだ。」
「だからって病院を抜け出さなくっても」
「今、助けに行かないといけないんだ」
ガチャ
プープー
総長、こんなに体を犠牲にしてでも守りたいのか？その「あいつ」を？
そしてバイクの整備をしていた隼人に
「隼人！バイク借りるぞ！」
「あっ！？それはまだ整備中で動くか・・・。」
ブォン
バイクは爆音を轟かせながら遠い彼方に消えた
「あいつ絶対話を最後まで聞かなかったの後悔するタイプだな」
一方青龍は
「美紀を返せ！」
「青龍！」
「やっと来たか白龍の総長」
「白龍の総長？青龍な訳ないでしょ？」
「・・・。」
「答えてよ！」
「そうだよ。私は白龍の総長だよ」
「なんで黙ってたの？」
「・・・・。」
「黙ってないで答えてよ！」
「俺はお前を気づつけたくないんだ、だから黙ってた」
「うそつき。」
「信じるか信じないかはお前しだいだ」
「・・・。」
「俺に関わる奴は幸せにはならねぇ」
「どうして？」
「俺は不幸を運ぶ「不吉な野良猫」だから」
「・・・。」
「さて、これでお前は俺にこれ以上関わるな！」
「どうして？」
「お前には不幸になってほしくないんだ」
「・・・。」
「さて、お話は済んだかな？」
「あぁ。これで俺も心おきなく戦える」
「強がるな！！」
ドカッ
サッ
「何！？」
「甘い！！」
ドカッ
ジャキッ
「くっくそ！」
ガラガラ
「待て！」
バーン
「グッ」
ドサッ
「総長！」
「青龍！」
「なぁ、陸斗お前に頼みがある」
「何すか？」
「あいつを・・美紀を遠くに逃がせ・・そして俺と過ごした時間を消してくれ・・」
「本当にいいんですか？」
「あぁ、その方が美紀も幸せだろう」