BLACK×HEAVEN
「まぁ、とにかくゆっくりしていきなさい。あんたは悪いもんじゃなさそうだから」


「ありがとう。ばあちゃんさ、村瀬さんっていうんやね」


「そうだよ、村瀬菊乃。あんたは?」


「ルイ」


「そうかい」



時刻は午後8時40分。



あと3分。



「ルイ、そろそろ来るぞ」



エンマが心配そうに言った。



でもあたしは大丈夫。



だって結構強いから。



「わかってる」



ソワソワしてる訳でも緊張している訳でもないのに、心臓がドキドキしてる。



最近は人助けが楽しくて仕方ないから、ワクワクしてるんや。


武者震いってやつ?



あたしにはもう、命の危険なんてないはずやから。
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