BLACK×HEAVEN
「仕事人からやり直しって事は…また命張らなアカンのちゃうの?!」



グレイブへ送られるとわかっていながら、命を張らなアカン…



そんなん、ヒドすぎる…



「ニ度目の仕事人は、一度目の時の記憶と閻魔の時の記憶を消される。


だから、グレイブへの恐怖なしでまた人助けが出来るんだ」



あたしの記憶も消される…?



でも…



「じゃあ…なんであたしに正体バラしたりしたんよ!そんなことしぃひんかったら何年後かには天国に行けたのに!」


「お前に気づいてもらえない事が何よりも辛かった…


グレイブよりも、お前が俺を忘れることの方が怖かった…


それに、お前に謝りたかったんだ。


勝手に消えたこと…


そのせいでお前を死なせちまったから…」




涙が出た。



本当の死を知ってたのにあたしのために掟を破ったリュウの気持ちが、あたしの全部を支配した。



あたしは、この人が好き。



全身が破裂してしまいそうなくらいに、この人が好き。
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