BLACK×HEAVEN
さっそく、一番近くにいた大学生くらいの兄ちゃんの肩に、そっと手を通してみた。



みるみる内に首もとまで鳥肌がたった。



兄ちゃんは、周りをキョロキョロと見回しながら、両腕をさすりはじめた。



あたしの姿は見えてへんみたい。



おもしろ〜。



「あ、コラ」



エンマが言った。



あたしは上を向いてニッと笑った。



エンマがそこにいるような気がしたから。
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