生きる
【モノクロの世界】
瑞希 時生が高校生の頃だった。
外で耳にイヤホンをしながらパンを食べているとき、ゆっくりと空を見上げた。
太陽の光と共に、空からキラキラと光るものが降ってきた。
ガラスの破片だった。
一瞬の出来事だったが、時生にはゆっくりと感じられた。
破片が時生の顔に落ちた。
激しい激痛とパニックにより、時生はその場に倒れた。


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