生きる
廉太郎も今年で三十路突入。
今の仕事にも慣れ、順調な道を歩んでいた。
上からは評価はされ、周りからの評価も良かった。
その代わり仕事ばかりで、まだ独身であり、母親に孫が見たいと急かされている。
結婚には興味がなく、廉太郎はこのままでいいと思っていた。
自分の時間を削ってまで、結婚はしたくないのだ。


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