最後の恋 ~リターンズ~
「西野、大丈夫か!?」近くにいた高橋君が私の腕を掴んだ。「ありやとぉ、高橋君。」「いいけど、お前はもう帰れな?百合、コイツ俺が送るから、先行ってて?」私の肩に高橋君の腕を廻し、抱き抱えられた。「分かった。じゃあ先行ってるね。仁美を宜しくね?」そう言うと亜希達の所へ行った。 「ほら、西野しっかりしろ。歩くぞ?」抱き抱えてくれる高橋君の腕と、時々私を見る真剣な顔にドキドキしてしまう。私、どうなっちゃったの? お酒飲み過ぎたから? それとも、高橋君にときめいてる? 空車のタクシーを止めて、乗り込んだ。二人の距離が近くて、余計にドキドキする。