隣の彼はイケメン兄弟?!
しかし私の口はモグモグ。

ん?もしかしてバレバレ?


「俺にもつまみ食いさせてもらおうかな?」

しょうがないなぁ・・・。


私はチーズを細く切って渡そうとする。


「いいよ。」

「ん?」

「ここにあるから・・・。」


私の口元を見ると、隆志は私の唇をなめる。



「駄目、包丁持ってる。」

「じゃあ、置けばいい。」


確かに・・・って違うっ!


隆志はもう一度私に近づくと、私をギュッと抱きしめる。

私はそっと、包丁を置いた。


「隆志・・・駄目だよ。」

「何が?」

「私達まだ・・・付き合ってない・・・。」



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