隣の彼はイケメン兄弟?!
繋がれた手
とりあえず、私は自分の部屋へ入った。


そして、次の日。

私はいつもより早く起きて、玄関の前で隆志を待ったのだった。


なかなか眠れなかった私には、眩しいほどの朝日と、元気すぎる鳥の声。

頭が少しボーっとして、今になって瞼が落ちそうになってくる。


それでも今から会社へ行く私は眠るわけにはいかない。

まして、隆志とちゃんと話さず仕事に行くなんて考えられない。

私は、眠い目を擦りながら、隆志がドアから出てくるのを待った。


ガチャ・・・


隆志の部屋のドアが開く。

私の目はドアを見る。

そこから出てくるいつもの姿の隆志。



「えっ・・・?」


案の定、隆志は私の顔を見てびっくりしていた。


「おはよう。」

「あぁ・・・。」


そう言いながら、一瞬は私の目を見たものの、すぐに目を逸らしドアの鍵をかける。




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