隣の彼はイケメン兄弟?!
いや、あれは夢ではなかったはず・・・。

なんでデート?って最初は思っていた私だけど、ここまで何も言われないのが、ちょっと淋しいような?悔しいような?


この気持ち、なんなんだか。自分でもよく分からない。

あっ、一言で言うと『気になってしょうがない』が一番合うかも?

しょうがないので・・・私から声をかける事にした。

だって、やっぱりすっきりしたいじゃない?

デートに行くにしても行かないにしても・・・。




隣の席でカチャカチャとパソコンをいじっている隆志。

声をかけるのも、しゃくに障るので、手紙を横から渡すことにした。


私は小さなメモ帳を1枚切り取る。



『明日何時に待ち合わせですか? 花音』


これじゃあ、誘われるのを待っていたみたいじゃない?



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