引き金引いてサヨウナラ
『チィッ』
一番早く反応したのは仁だった。
恐らくずっと気にして、見ていたのだろう。
仁は向きを変え、ミサイルに向かって機銃を撃った。
だが焦っているからか、一向に当たらない。
仁の機体は、どんどんミサイルへ近付いていく。
弘は本部に向かって何か叫び、叶は仁に抑止の声を上げた。
『仁ッ!!』
和也の悲痛な叫びに、仁が一瞬笑ったように見えた。
見えるはずはないと誰もがわかっていたが、確かに仁は笑っていた。