四季〜二人で歩む季節〜


それから数日後


「真琴、おめでとう。」

「真琴さん、めちゃめちゃ綺麗ですね。」

「ミユ、和香ちゃん、ありがとう。」


心地良い潮風が吹く海沿いの小さな教会で、真琴の結婚式が行われた。


参列者は少なくこじんまりとした式だったけれど、とても温かい気持ちになった。


真琴の旦那さんは少し歳が離れた人だけど、優しい微笑みを浮かべ真琴とことちゃんを見つめている。


全然話した事もないけど、この人なら真琴もことちゃんも幸せになれると思った。


幸せそうな二人を見て、あたしもいつか大好きな人とこうやって永遠の愛を誓い合いたいと思う。
< 114 / 316 >

この作品をシェア

pagetop