四季〜二人で歩む季節〜


ボーッとする頭で同伴の待ち合わせ場所へと向かうと、昨日の今日なのにまたレンを見かけてしまった。


今回は通りの反対側だったから目が合う事はなかったけど、レンは昨日とは違う女と歩いている。


どうして、こうも毎日違う女と居られるんだろう?


けれど、そんなレンの姿を見てまたあたしの心が痛む。


いい加減諦めればいいのに、レンの存在があたしの中に居座って出て行ってはくれない。


あたしにとって、それ程レンの存在が大きいと思い知らされるばかりだ。
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