四季〜二人で歩む季節〜


レンが言ってる事はもっともで、あたしが自分で解決しなければいけないのにいつもそれから逃げていた。


こんな母親が嫌いで家を出たはずなのに、結局は愛されたかったのかもしれない。


気付けば、あたしは母親に100万以上のお金を渡している。


今まで黙ってたレンに言われたお陰で、あたしはやっと目が醒めた。


待ち合わせの喫茶店に行くと、母親は相変わらず派手な格好をして煙草を吸っていた。


「遅かったわね。
あたし忙しいの。
早くちょうだい。」


手を差し出す母親の爪は、綺麗にネイルがされていて、家事なんて全くしていない事をうかがわせる。
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