四季〜二人で歩む季節〜
「今日店終わるの待ってる。」
「えっ、いいの?」
「また一緒に飲もうぜ。」
「うん。
てか、わざわざお店に来てくれなくても良かったのに。」
「悟の事こき使ってるからたまには遊ばせてやんないとさ。」
「そっか。」
ふと横を見ると、悟くんは和香ちゃんと話が弾んでいてとても楽しそうだった。
途中、内藤さんの席に戻り“今日はもう帰るよ”と言った彼を見送って、あたしはまたレンの席に戻った。
それからまたしばらく会話をして、一足先にレンと悟くんはお店をあとにした。
それから少し経って営業時間が終わった。