芸能人との禁断の恋
付き合い始めてから、一週間。

まさがこんなことを言ってきた。


「悠?今度の日曜日俺休みなんだけど。」

「そうだね。」


私は、まさの一週間の予定を把握している。

マネージャーをやってもいいんじゃないの?っていうくらい、記憶力がいい。


「それでさ、デートにでも行かない?」

「え?でもそれだと、ばれちゃうことない?」

「大丈夫。表向きには俺のマネージャーってことにするし。ってか、これから俺のマネージャーは悠になったし。」

「はあ?!なんで相談なしに決めるのさぁ。学校だってあるのに。」

「それも大丈夫。次の予定だけ、こまめにメールするだけでいいから。」

「でも、移動は?」

「電車とかで。」

「それならいいけど。」

「あ、それとね、マネージャーの仕事は俺らが別れたら、終わりだからね。」

「じゃあ、それまでは私がまさのマネージャー?」

「そういうこと。」

「で、本題のデートはどこ行くの?」

「どこがいい?」

「今は、夏だから・・・・・・プールでしょ。」

「ぷ、プール?」

「もしかして、いやだった?」

「そ、そんなことないよ。プールに行こう。」

「やったぁ!」

「じゃあ、どこのプールに行く?」

「あのね、●●遊園地のプール。そこのプールのウォータスライダーが高くて長くて、超楽しいんだって。」

「お前ってもしかして、そういう系・・・」

「大好きだよ。」



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