Melody Honey
また翌日、仕事から帰ると昨日の彼女がいた。

今日も落ち着かないと言う様子で、マンションの前をウロウロしている。

もしかしたら、ストーカーかしら?

そうだとしたら、警察に通報した方がいいのかも知れない。

そう思って携帯電話を取り出そうとした時、
「あの…」

彼女が私に声をかけてきた。

えっ、何で私なの?

そう思いながら、
「はい、何でしょうか?」

私は聞いた。

「桐生詩音の知り合いの方ですか?」

彼女の口から出てきた思わぬ質問に、私は耳を疑った。
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