Melody Honey
「高校に入学したのと同時に吹奏楽部に入部して、サックスを吹き始めた。

その時、俺と一緒にサックスを吹いていたヤツいた。

それが千晴だった」

1回だけ口を閉じたかと思ったら、
「千晴は人懐っこいヤツで、よく俺に話しかけてきた。

最初はウザいと思っていた俺も、次第に千晴と仲良くなった。

同時に、俺は千晴に恋をした」
と、話し始めた。

千晴さんは詩音からして見れば、太陽だったのかも知れない。

1人ぼっちだった詩音を、初めて受け入れてくれた人だったからだ。
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