Melody Honey
「お前に大沢くんの指導をお願いする」

編集長が言った。

ああ、そう言うことね。

「はい、わかりました。」

私は返事をした。

…何ですって!?

ハッと我に返ったが、時すでに遅しだった。

周りが仕事に戻る中、大沢くんが私の前にきた。

「よろしくお願いします」

私の前にくると、大沢くんはペコリと私に向かって頭を下げた。

「え、ええ…こちらこそ、よろしく」

ある意味、重大な任務を任されてしまった。

バイトの指導役なんて、責任が重大過ぎる仕事だ。
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