Melody Honey
目鼻立ちがくっきりとした整った顔立ちに、ぷっくりとした紅くて厚い唇が特徴的だ。

細身だけど意外にも鍛えられている躰に、私の心臓がドキッと鳴った。

腹筋が6つに割れている男の人を初めて見た…。

一言で表現するとするならば、大人の男の色気が彼の躰から漂っているって感じだ。

もう少し大げさに言うならば、フェロモンがムンムンである?

まさに、“官能的”と言う言葉がよく似合っていた。

「――あっ…」

あんたは誰だーっ!?

突然のことにパニックになっている私に、
「昨日はどうもな」

独特のテナーボイスで、男が言った。
< 6 / 288 >

この作品をシェア

pagetop