Melody Honey
「ホントにもう、家はどこなんですか?」

本当に呆れたと言うように大沢くんが聞いてきた。

「知らなーい!」

そう答えた私に、
「知らないって…」

大沢くんはため息をついた。

「と言うか、帰りたくなーい!」

ダダをこねるように言った私に、
「ダメです!」

大沢くんが怒鳴った。

「何でー?」

「これ以上飲んだら、死んじゃいます!」

「んもー、ケチー!」

「ケチで結構です!」

あーあ、すごく怒ってるよ。

私は大沢くんに気づかれないように、ため息をついた。
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