サイレントナイト~赤くて静かな夜~

シズカ

「ちょーさん、お疲れ様」

5時半になると、オカジマは二階の住居にかけ上がった。

いつもは遅くまで工場に残るが、今日は仕事中にずっと気になっていることがある。

階段の左にある自分の部屋には行かずに、反対のユリ子の部屋をノックした。

返事は、ない。

さすがにもう出て行ったな…

ため息をついて、オカジマは部屋の扉を開いた。

「ああ?」

上半身をあらわにした、シズカの白い胸がオカジマの目に飛び込んできた。
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