恋する星曜日~Pure Love Story~
「ダイスケ、お前さぁ」



カイト先輩が、口を開いた。



「デートの下見に他の女の子を誘うなんて、それはちょっとデリカシーがないんじゃないのか?」



穏やかな口調でダイスケを非難する。

だけどダイスケは……



「いや、他の女の子にこんなこと頼みませんよ。セーラは特別だから」



――セーラは特別だから――



ダイスケの「特別」。

だけどその「特別」は、あたしが望んでいたカノジョの位置ではなく。

きっと、幼なじみとしての「特別」。

一番親しい女友達としての「特別」。



「だけど、お前――」

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