恋する星曜日~Pure Love Story~
「は……?」



カヨの言葉があまりにも想定外のことだったから。

あたしは呆然としてしまう。

だって……



「いきなり何? どうして?」



カヨは、カイト先輩に会ったことすらないはずなのに。

カヨは振り向くと、ニコリと微笑んだ。



「実はね、この前、見ちゃったの。

天文部の前でセーラと一緒にいた大学生っぽい人。

あれがカイト先輩なんでしょ?

今までセーラの話でしか聞いてなかったけど、実物見てすごく気に入っちゃった。

かっこいいじゃない、カイト先輩って!

しかも、あれで東大生なんでしょ?

あたし、付き合いたいかも。

セーラがカイト先輩のこと好きになり始めてるなら諦めようと思ってたけど、そうじゃないなら、あたしが好きになってもいいよね?」


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