ただ君の側にいたかった…
それから少し経った頃、祐司の父親が突然亡くなった。

いつも不機嫌そうな祐司の顔が、更に険しくなっていた。
当然だよな…親が急にいなくなった時の悲しみは、言葉にできない程に辛いものだ…少なくとも俺はそうだったし、祐司もそんな感じに見えた。


でも祐司はこんな時でもみぃこを迎えに行った。

俺が代わりに行くって言っても聞きやしない。


俺「祐司無理すんな。みぃこは俺が面倒見るから、お前は家帰れ」

祐「親父がいつも言ってたんだ。ダチは大切にしろって。涼の頼みを聞いてた方が親父も喜ぶよ。それに、親父はみぃこの事可愛がってたから、守ってやらないと」

俺「そういえば、おじさんだよな?みぃこの誕生日覚えてたの」

祐「ああ。親父女の子が欲しかったらしいんだ。だから次の日に生まれたみぃこが、うらやましかったらしくてさ。ずっと名前覚えてたんだと」

俺「おじさんなんか可愛いな。笑」

祐「ヤクザみたいな顔してるくせにな。笑」

俺「確かに顔は怖いけど、男らしくてかっこいい父親だと思うぞ」

祐「…俺もそう思う」
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