ただ君の側にいたかった…
動けない俺は、ほとんどを寝て過ごした。

俺が目を覚ますと、話し声が聞こえた。

み「陸くん!」

みぃこが駆け寄って来た。

俺「みぃこ?皆なんでいんの?」

涼父「君のお父さんが連絡をくれたんだよ」

父「陸、調子はどうだ?」

俺「俺は大丈夫だけど、兄貴は?」

父「大丈夫だ。今から様子を見に行ってくるよ」

そう言うと、父さんは病室を出て行った。
何度聞いても、父さんは大丈夫としか言わない。でも、大丈夫じゃない事は雰囲気でわかっていた…


みぃこも行こうとするのを見て、俺は咄嗟にみぃこの腕を掴んだ。

俺「みぃこはここにいてくんね?」

みぃこは少し悩んでから、椅子に座った。

み「陸くん大丈夫なの?」

俺「大丈夫だ。俺は骨折っただけだからな。でも、兄貴はこんなもんじゃないだろ」

み「何があったの?」

俺「トラックが突っ込んで来たんだ。運転してた兄貴の方にな」

話していると、姉貴が入って来た。
姉貴はずっと俺についていてくれていた。

歩「陸起きたの?」

俺「ああ」

歩「あ、みぃこわざわざ来てくれたんだ?」

み「歩さん久しぶりです。あの、浩さんは?」

歩「…危ないみたい」

そう聞いた瞬間、俺とみぃこは固まってしまった。
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