ただ君の側にいたかった…
みぃこはゆっくりと話してくれた。


涼はモテるらしく、涼と常に一緒にいるみぃこは涼の事が好きな奴らにとって邪魔な存在みたいだ。
みぃこはそいつらにいじめられているらしい。
でも涼や他のダチに心配をかけたくなくて、誰にも言わずに1人で抱え込んでいたんだ。


俺から言わせれば、いじめてる奴らも、みぃこもバカだ。
そんな理由でいじめたって誰も得しないし、ただ黙ってそのいじめを受けているのもバカバカしい。

でも、みぃこはバカがつくほどのお人好みなんだ。
周りの空気を読んで、わざとバカな事を言って皆を笑わせる奴だから。
妙に大人びた所もある奴だけど、やっぱりまだ子供なんだと思った。

話している途中で泣き出したみぃこを見て、怒りを覚えた。

バカみたいな理由で簡単に人を傷付ける奴らが許せなかった。


今までバカみたいに明るくて天真爛漫な奴だと思っていたみぃこの弱さを知って、守ってやりたいと思った。

この時からなのか、もっと前からなのかわからないが、俺はこの時みぃこに惚れている自分に気が付いたんだ。


そして、俺は泣いているみぃこをそっと抱きしめた。
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