ただ君の側にいたかった…
知らない奴と話すのは得意じゃないんだ。

下手に会話に入るのは止めて、俺は3人から少し離れた。

そんな俺に気付いたらしく、みぃこが2人から離れて俺の腕を掴んだ。

み「陸くんなんでいるの?また浩さんの所に泊まりに来たの?」

俺「ん?今日引っ越して来た」

み「もう引っ越して来たの!?私聞いてない!」

俺「涼には言ったぞ」

み「何!?涼!なんで教えないのよ!」

みぃこは涼に近づき、軽く脇腹にパンチしながら言った。

涼「は?何が?いきなり言われてもわかんねえんだけど?」

智也って奴と話していた涼は、意味もわからず戸惑っていた。

み「涼なんて知らない!陸くん、家入ろう。智也も」

みぃこは俺と智也の腕を引っ張り、家の中へ入った。

後から涼も走ってついてきた。


この後、涼とみぃこはずっと言い合っていた。
いや、じゃれてたって言った方がいいな。

俺の引っ越しを涼が伝えなかった事から始まったはずなのに、言い合いが収まる頃には全然違う話になっていた。

俺はそんな2人がおもしろくて、見ながら笑っていた。
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