王様ゲーム〜俺とお嬢さんだけの甘く危ない罰ゲーム〜
「先生って、風華先生の恋人?」



上目遣いに問いかける。先生は、イヤな表情をしながらあたしを見下ろした。



「キスした後に、違う相手の事聞くなんていけないな」



「だって、先生居るじゃん、彼女」



「……居るね、けどこれは、罰ゲームじゃない。倖ちゃんは、彼女居ようと居まいと、罰ゲームは必ずさせるよ?」



先生は、そう言って優しく笑う。



本当は、二重人格のクセに……



なんて思いながらもあたしは、言えないでいる。



「そんなに俺が気になる?お嬢さんは……なら、…………る?」



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