王様ゲーム〜俺とお嬢さんだけの甘く危ない罰ゲーム〜
「蛍、まさかまたか?」



けい?って言うんだ……この人……



「そうじゃ!お願いじゃ、渚遠!」



蛍って言う人は、必死に先生にお願いしている。



「そうじゃ!彼女も、特別に見学に誘っても良いんじゃぞ」



「見学?」



「そうじゃ、行きたいよね?」



話し方急に変わった。蛍って、なんか見たことがあるような……でも、見たことがないような。



なんだろう?この違和感。



ん……



「……べっぴんさんだね、君」



蛍は、そういうとあたしの手を取り手の甲にそっとキスをしウインクしたのだ。


これが、普通の女子なら黄色い悲鳴をあげるのかもしれないけど、あたしは先生一筋だからなびくことはない。



絶対に……



「蛍、やめろ。お嬢さんは、連れていくけど手は出すな」



「クス、やっぱり渚遠ってば、あの事守るんだ?律儀と言うか、親孝行だよね」



「うるせーよ」



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