猫と僕と
【参】あとがき



それから僕は2年後にようやく愛する人ができた。

ボンも相変わらずに暮らしている。




凜の事は忘れない。



忘れるはずがない。





あれから、凜の両親は凜の住んでいた部屋に行くと「凜が選びそうだ」なんて言って愛おしむように、家具や家電を片付けた。



「まるで、今にも凜が帰ってきそうね」なんて笑いながら話をした。





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