猫と僕と
「に゙ゃん!!」



嫌そうに一声上げて、ボンは僕から1歩遠ざかってまた寝転んだ。






「……………なんだよ。」




昔は可愛かったボンは今ではふて腐れ猫になってしまった。













―カツカツカツ…





アパートの階段を上がる足音が聞こえる。




でも、僕は気にも止めずにうたた寝をしようとしていた。




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