ほどよい愛
恭汰が辛かった頃…できる事なら私が側にいて慰めてあげたかった。

そうぼそぼそ言うと。

「葵は高校生の頃だな」

「うん…まだまだ子供の頃か。慰めるなんて無理だね」

えへへと明るく笑うと、恭汰までが笑い出す。

「?笑い過ぎだよ」

拗ねてみる。
そりゃあ、高校生にはそんな大人の慰めにはならないだろうけど。

「ごめん。ごめん。…でも、セーラー服の葵見たら癒されてたかもな。写真ないの?」

「なっ!何を…」

「ははっ。かわいかったんだろ?」

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