私の先生③15才のチカラ
私は泣き顔を見られないように先生に背中を向けて涙がおさまるのを待った


先生は、もう我慢しなくていいんだよって、私を後ろから抱きしめた



私は、先生と向き合った



私…子供達に甘えてもいいのかな…


先生は、ずっと一緒にいようって…


先生…ありがとう…


お前のそのありがとうは、Yesの意味だよな?



私はうなずく事しかできなかった


良かった…先生はホッとしたようだった




先生、子供苦手なんだよね?
って聞く





いや、俺って本当は、子供の扱い上手なのかもな…
だって、あの頃のお前まだ子供だったんだからな…



私、子供なんかじゃなかったです!
先生こそ、クールなふりして、本当は無邪気な子供だったじゃないですか!



って言い合いなる



先生が私の頭をポンポンて触った


私も先生の髪に触れた…


そして…先生は優しく私を抱き寄せた


先生の匂い…先生の温度


なにもかもがあの頃のままで懐かしい…




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