彼女の嘘と俺の嘘
シバ> サキが病気を克服してちゃんと大学を卒業できたとき、ぼくの声を聞かせてあげるよ
おれは現時点で譲れる範囲の条件を伝えた。
『えっ?本当に?』
サキの声には驚きと喜びが入り混じっていた。
シバ> 本当です
『やったね!』
シバ> そんなに喜んでもらえるとは思わなかった
『でも、あと2年もあるのか……』
シバ> あと2年はどんなことがあってもぼくの方からチャットを拒まないという宣言だよ