彼女の嘘と俺の嘘
午後10時にB-56の個室をあてがわれ、ノートを読んでしまったのもなにかの縁だろうとサキとチャットすることにした。
サキは本当に寂しがり屋で、面白くて、魅力がある。
おれのあとに一人に増え、気づけばシバ1号から6号でちゃんとローテションのように順番が回っているときもあった。
誰かが抜けたときはシバ3号がB-56の個室をカバーしてくれた。
おれはシバ3号の顔を見たことがある。
時間を潰せず、いつもより少し早くネットカフェに行き、店員に「B-56は空いてる?」と訊いた日のことだ。