彼女の嘘と俺の嘘
感想を書くところで宣伝しても、誰も読んでくれるわけないのに……。
いままで気づいてあげられなくて……ごめん。
アスファルトの上に、おれの目からこぼれ落ちたものがポツポツと黒い斑点を刻む。
しばらくするとガヤガヤと屈強な男達が現場にやってきた。
これから重機オペレーターの人と安全確認のために顔合わせしなければいけない。
カッコ悪くて赤く腫れた目なんて見せられない。
おれは傍らに置いていたヘルメットを拾い、顔を空に向かって上げた。