彼女の嘘と俺の嘘


 サキは危なっかしくて、ほっとけない。


 勘もするどく危うくバレそうになった。


 よくよく考えてみれば、泣くことか?とも思う。


 割り切るしかない。


 今日は書くことがいっぱいあるな。


 おれはサキを泣かせてしまった反省点を中心にノートに綴っていった。


 そして最後に【すべてはサキのために……】と書くことを忘れなかった。

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