アタシの歌を聴きなさい!
かん高い声でお腹を抱えながら
見下すような目線がアタシを襲った。
“……恐いっ”
アタシの勇気は、すぐに消えてしまって
残されたのは恐怖心だけだった。
机を叩きながら笑う若宮さんは
目元の涙を拭いながら
『ちょっ…!まじやめて!
アンタ笑い死にさすつもり?!
ほんとお腹痛いわ!!
菊池っつたらさ、
お前と一緒で、きもオタの奴でしょ?!
女の子の絵ばっか書いて
今にも犯罪おこしそうな奴!』
『いたねー!そんな奴!』
若宮の友達が笑いながら相づちをうつ。
他の生徒もざわめきだしていた。
『うっわ!何!?
アンタもしかして…
菊池に興味有りっすか!』
教室の中が笑いで溢れかえった。