-意地悪王子な旦那様-




「なにすんだよ優ちゃん!」



恭夜(呼び捨て←)の後ろに見える人影をよく見ると、その人影は王子だった。


「あ…。」


王子は恭夜の前に立ち私の頭をなでてから、微笑んだ。


(…キュン)


皆の王子様のはずなのに、私の心はそれを許さない。


私のモノに出来たらどんなに幸せか…って、今日の私本当に馬鹿。



「ごめんな怖がらせちゃって。…恭夜ふざけんなよ?」


怒った王子も魅力的!って、私の馬鹿。


てか王子、キャラ変わってません?


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